Android-x86とVirtualBoxを使った開発用の環境の設定方法メモです。
以前 4.0 で作ったのですが 4.4 になったらだいぶ変わっていたので備忘録として残します。

画面のバランスこんな感じです。 (モニタは 1920x1200/22inch、端末は6inchくらいに見えます。)

標準のエミュレータと同じように使えますがこちらは実機並にサクサク動きます。

VirtualBox

ダウンロード

インストール

  • 普通に .exe 叩くだけ。
  • Extension Pack は VirtualBox にリモートデスクトップ接続するときに必要。
    • 「ファイル」->「環境設定」->「拡張機能」 からインストールする。

Android-x86

ダウンロード

インストール

  • VirtualBox で仮想マシンを作る。
    • OSは Other Linux(32bit)
    • HDDは最低2G
    • メモリは512M~1G
    • ネットワークはブリッジ
    • リモートディスプレイを有効
  • android-x86-4.4-r2.iso をCDにマウントして起動。
    • インストーラでインストール。

ネットワーク設定

固定IPを Android-x86 に設定する。

  • Android-x86 をデバックモードで起動
  • /system/etc/init.sh の最後に以下を追加。
    • 最後といっても return 0 の行の前。
ifconfig eth0 {ip-addr} netmask {netmask}
route add default gw {gateway-ip-addr} dev eth0
setprop net.eth0.dns1 {dns-ip-addr}
  • プロキシが必要な場合の設定
sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db
INSERT INTO system VALUES(99, 'http_proxy', ':');

縦画面モード設定

開発時に適当なサイズとなる 270x480 ピクセルを設定。

  • VirtualBox に画面モード追加
C:> VBoxManage.exe setextradata {VM name} CustomVideoMode1 270x480x16
  • Android をデバックモードで起動
    • /mnt/grub/menu.lst を編集して kernel のオプションに以下を追加
video=-16 UVESA_MODE=240x480
  • DPIを120に設定
C:> adb connect {ip-addr}
C:> adb shell wm density 120

Eclipse との接続

  • VM 起動後に以下のコマンドを実行
C:> adb disconnect {ip-addr}
C:> adb connect {ip-addr}
  • DDMS が自動的に認識してくれる。

その他

  • Android-x86 は VirtualBox のマウス統合が使えないので結構不便。
  • リモートデスクトップ接続すると解消される。
    • 但し、描画は遅くなる。